|
大リーガー、シアトル・マリナーズのイチロー。 先日のテレビニュースでレポーターから、城島選手が今年からチームに加わったことへの感想を問われて、「愚痴れるのがいい!」と答え、チームに城島が加わったことで、たよれるものと会話ができ、なによりも愚痴を「日本語ではき出す」ことができるようになって良かったと今シーズンを振り返っていた。【10/3日テレ・ニュース】 アメリカ西海岸での暮らしも長くなり、日常会話では米語も苦労せず話せるようになったと思われるイチローだが、心に浮かぶ愚痴は日本語なのだ。 赤ん坊の心に、物ごころが付く前から響いていたのは、多分、あたたかく抱擁し、オッパイをくれた母の語りかける言葉である。 たまに「高い。高い。」などと身を宙へ放り上げたりする男の声も聞こえる。 子は、母と意を通じるために母の言葉をまねる。そうやってその子が身につけた言葉は、その母の属する社会の供用語であり、その子がやがて自立し、その一員となるであろう社会の言葉である。 ボイス・オブ・マザー。(VOAではない。) 人は、この声の主が語る言語を使う社会に自分の生存を託し、その言語を使って自己を形成していく。したがって、その言語で成り立っているその社会の風習・文化もその言語のもつ特性を通じて自然とその身に染みついていく。 かつて、言語が人間にとっての「精神的血液」であるとして、他民族に日本語(共通語)の使用を強制し「やまと魂」を植え付けることで、その民族を支配しようとする時代があった。 また、同じようなことが、国内で主人の小学生時代にもあった。方言撲滅運動である。純真な小学生に向かって担任の先生は、「方言は悪い言葉です。みんな、悪い言葉は使わないように!」「ん!」「ん。はいけません。はい。といいましょう!わかりましたか?」「ハーイ!」「それでいいのです。」「ん!」てなことがあって、子どもたちは、学校では「共通語」を使い、家に帰っては母の言葉である方言を使って”おまんま”を食べさせてもらったという。今は昔の物語。 今と言えば、今、世界はグローバル化(USA経済圏の勢力拡大)が進展し、米語若しくは英語が世界語としての地位を確立したようにいわれている。 世界を旅行する人々も、とりあえずは英語が話せればなんとかなるみたいに思われている。行ったことのないものには分からないが、多分、そうなんだろう。 おまけに、日本の国会でも、ニッポン国の施政方針を表明するために、英単語のカタカナをたくさん使わなければ真意を国民に伝えること人が出来ない人、イノベーションの安倍総理大臣が、この度”デビュー”した。 外来語であるカタカナ標記の単語を多用することが、知識人の証とばかりにカタカナ単語を乱発する。日本人の一部には、このように日本語に訳しても意味不明な単語を、豊富な語彙を駆使すること自慢すがごとく、有能性をひけらかそうする人種がいる。 聞いている凡人・愚息は、何を言っているかさっぱり分からない。結局、拝聴に要した時間が無駄となる。 ところで、バイリンガルは何語で思考するのだろうか。 何語の夢を見るのであろうか。 英語教育は中学1年生の時から受け始め、以後10年以上も英語の試験を潜り抜けた主人は、殆ど英語は話せない。 カペンターズの歌を英語の歌詞で口ずさんだり、たまに夢で外人に出会い英語を話そうとして四苦八苦していることがあるそうだが、基本的には日本語で会話している。 そんなモノリンガルが感じていることであるが、自分の存在は日本語で意識されているように思うのである。 これを母国語といい、あえて国家と関連づける必然性はないと思うが、生まれ育った社会の言語という意味での日本語が、自己形成の背骨になっているように思える。 日本語で考え日本語を話す者からは、日本語を話す者ならではの、染みついている感性、にじみ出てくる雰囲気、発想、表現などがあるように思う。 そこで、懸念することがある。 幼少の時からのマルチリンガル教育についてである。 また、最近は小学校に英語の時間を義務づける計画が進行しているようで、小学生の子を持たない者であるが気になる。 教育は、何事も早期に開始するに越したことがないと、幼い頃から開始する傾向があるが、言語にもそれが当てはまるかどうかには疑問がある。 背骨となる自我が、複数言語で形成されることが人格形成の障害になるかどうかなど、なんら根拠となるものは持ち合わせていないが、手塚治虫の描いた自己制御できない万能ロボットが目に浮かぶからだ。 まずは母なる言語、文化を築いている言語を、ある程度であるがしっかりと身につけ、その過程で自己の確立をすることが必要なのではないだろうか。 他の言語はその後。 他の言語を知ることで、他の文化を知るという機会が生じ、自己と他者との違いを認識し、それを認め合う国際人になっていくという順序が必要に思えるのである。 思考する道具ではなく、意思を伝える道具としての言語は、年齢を問わず、必要に迫られ、その環境に入れば、いやでも身に付くと思う。 主人は、「東京さ5年行ったば、東京弁になって、きゃって(帰って)来た。」 そう、秋田生まれは、秋田弁と東京弁のバイリンガルなのだ!生命の生存するための環境適応力はただならぬものがある。ノバに行く暇があったら現地に行ったほうがいい! 吾輩は、給餌係の言葉しかしらない!「schi!schi!」。あれは何語だろう! |
| << 前記事(2006/09/30) | トップへ | 後記事(2006/10/07)>> |
| タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
|---|---|
メンタルヘルス 適応障害とは
一般的に適応障害は、ある環境にうまく適応できずいろいろな症状(抑うつ、不安、身体の苦痛、対人トラブルなど)が現れ、社会生活に.... ...続きを見る |
うつ病症状メンタルトレーニング-うつ病症... 2006/10/12 09:51 |
英語教育のベストな選択方法!
英語学習の本当のコツを知っていますか??こんにちは。今日は久しぶりに日曜休みでした。今回は以前書いた藤原正彦さんは自らも言われるとおり「外国語オタク」だったそうです。論理としては「小学校で英語を教える→英語がうまく話せるようになる」の方がはるかに信頼性が高い。>と書いています。紀伊国屋の売り場に書かれている。<なぜ小学校でも英語を教えることになったのしょうか。 ...続きを見る |
英語教育のベストな選択方法! 2006/12/04 02:41 |
TOEIC最速800点取得秘術!
コチラをご覧下さい。 ...続きを見る |
お得な情報 2007/03/29 22:03 |
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
|---|
| << 前記事(2006/09/30) | トップへ | 後記事(2006/10/07)>> |